先般より脊髄の100%除去を目的に自社開発に取り組んできた装置が完成し本稼動致しました。(一度の作業において平均40秒程度で、脊髄を除去します。)
背割による、脊髄の飛散を防止する為に背割り前の牛枝肉の脊髄を短時間で完全に除去する事を目的として開発した装置です。頚椎部に低圧の圧縮空気を挿入しながら、真空吸引用チューブを使用して脊髄を除去します。
この装置の開発により当群馬市場は、脊髄を完全除去しています。
特許出願中 実用新案申請済み
場内の入室に際しては、指定された服装に着替えたのち、「エアシャワー」→「足洗い槽」→「手洗い」→「アルコール消毒」をへて入室します。
写真上:エアシャワー室写真中:足洗い槽写真下:ジェットクリナーとアルコール消毒機
と畜解体された全ての牛は、法律で定められた特定四部位(眼・脳・脊髄・回腸遠位部)を焼却する事が義務づけられています。
当市場では、特定四部位の焼却を外部業者・自治体に委託する事なく、場内に設置した専用焼却炉にて責任を持って焼却しています。また、環境対策として、バグフィルター装置を併設することにより、粉塵・臭気対策も十二分に施しています。(焼却炉の2次燃焼装置利用しているため、煙も排出しません。)
※このページに記載されている情報は2003年9月現在のものです。